職場定着支援助成金|飲食店オーナーの、人にちょっと聞きにくい話

世間のあいだでは、すでにGWに突入している人も

いるのではないでしょうか?

 

GWは各地で色んなイベントが開催されます。

私の住む福岡市でも、毎年およそ200万人の来場者

で賑わう、『博多どんたく』が開催されます。

なので、この時期はサービス業や飲食関係の方は

まさに書き入れどきではないでしょうか?

 

そして、いつもいつもそんな状態だといいのですが、

そうは問屋が卸しません。

商売には必ず波があります。

 

 

職業柄、多くの飲食店と話しをする機会があります。

 

私も、自身の仕事の悩みや相談、

子育てについてのアドバイスをもらったりします。

 

オーナーからも、お店に関することや、

オーナーの家族のこと、

または彼女や愛人とのイザコザなどなど、

一緒に考えたりしています。

 

ある調査会社の調べによりますと、

飲食店オーナーの悩みや課題として浮かび上がったのは、

 

人材、サービス、メニューの3点セット。

 

回答が多かった順に、

1.「人材の確保」51.6%、

2.「接客サービスの充実」45.1%、

3.「人材の育成・活性化」44.8%、

4.「新メニューの開発」41.2%

でした(黒字・赤字を問わず経営者全体の数字)。

 

個店オーナーに限ると、

新メニューの開発が一番の悩み。

 

「良さそうなメニューはどんどん取り入れたいと

思って本なども参考にしているが、

人手や調理器具などの制約があり、

なかなか新メニューを投入できない」

(東京、洋風居酒屋)

といった声は多い。

 

 

ただ、黒字店主と赤字店主では、

悩みが大きく異なります。

 

例えば、黒字店主が抱える悩みは、

人に関するものが突出している。

 

「人材の確保」が60.0%、

「人材の育成・活性化」も58.9%に達した。

 

人材確保、育成に心をくだくから黒字店なのか、

黒字が出ているから人材に目が向くのか。

あるいはその両方かもしれないが、

少なくとも、黒字店主の最大の関心事が

「人材」にあることは間違いない。

 

一方、赤字店主に目立ったのが

「債務の返済」(47.3%)や「客数減少」(45.5%)、

「資金調達」(34.5%)など。

 

出て行く金(返済)と入る金(客数、資金調達)、

どちらも金にまつわる悩みと言えるだろう。

この傾向は、

店舗数が少ないオーナーほど顕著になっている。

 

また、飲食店オーナーは経営上の悩みを

誰に相談しているのだろうか。

 

相談相手について、赤字店主は「配偶者や恋人」(54.5%)

といった身内だけに頼る傾向が強いのに対し、

黒字店主は「同業の友人」(33.7%)や

「異業種の友人」(28.4%)、

「経営コンサルタントや税理士、会計士」(25.3%)を

はじめとする外部への相談率が高い。

 

より幅広い層から意見を得ている店主ほど、

黒字店を作りやすいと言えそうです。

 

そこで、前回お話しした、

助成金の中の一つ、そこで今回は、

今からでも申請できる

「飲食店を対象とした補助金・助成金制度」を

6つご紹介しましょう。

 

 

※この情報は2016年9月7日時点のものであり、

補助金・助成金の名称、内容は変更される

可能性があります。

最新情報は該当するホームページなどでお調べください。

 

 

目次

【職場定着支援助成金】

従業員の離職率低下を目的に設立された助成金制度。

 

離職率を低下させるために

「評価・処遇制度」

「研修制度」

「健康づくり制度」

「メンター制度」の各種雇用管理制度を導入・実施した

事業主には最大40万円が支給され、

さらにその結果目標を達成することができれば、

追加で60万円の支給が受けられるというもの。

 

飲食業界は特に離職率が高いので、

こうした助成金を活用して

従業員の定着率向上に努めたいところ。

 

■補助上限額:100万円

(制度導入助成40万円、目標達成助成60万円)

■補助対象者:雇用管理制度の導入などを通じて

従業員の離職率低下に取り組む事業主のうち、

一定の条件を満たすもの

■運営:厚生労働省

 

 

【キャリアアップ助成金】

 

有期契約労働者や短期契約労働者、

派遣労働者といった「非正規雇用労働者」の

キャリアアップを促進するために設けられた

助成金制度。

 

キャリアアップ計画を提出した上で、

実際に非正規雇用労働者を正社員にしたり

直接雇用したりすると、

その人数や内容に応じた助成金を受け取ることができる。

近々アルバイトやパート従業員を正社員にしようと

考えているなら、ぜひ先に手続きをしておきたい。

 

■補助上限額:労働者ひとりあたり60万円

■補助対象者:非正規雇用労働者を雇用している事業主

■運営:厚生労働省

 

 

【業務改善助成金】

 

雇用における大きな問題のひとつである

「最低賃金」に関する助成金制度。

 

中小企業や小規模事業者の生産性向上を支援し、

「事業場内最低賃金」の引き上げを図ることを

目的としている。

 

生産性向上のための設備投資

(機械設備、POSシステム等の導入)などを行い、

事業場内最低賃金を一定額以上引き上げた場合、

その設備投資などにかかった費用の一部を

助成する。

 

■補助上限額:200万円

■対象経費:生産性向上のために導入した

設備・器具の購入費など

■補助対象者:全国47都道府県に

事業所を設置している、

最低賃金が1,000円未満の中小企業・小規模事業者

■運営:厚生労働省

 

【特定求職者雇用開発助成金

(特定就職困難者雇用開発助成金)】

 

事実として高齢者や障がい者といったいわゆる

「就職困難者」は、一般人に比べて雇用されにくい

傾向にある。

 

「特定就職困難者雇用開発助成金」は、

そんな就職困難者を雇い入れた事業主に対して

助成金が送られる制度です。

 

ただし雇い入れた労働者が、

代表者や取締役の親族にあたる場合は

助成の対象外となるので、

間違えないようにしたい。

 

■補助上限額:ひとりあたり240万円

■補助対象者:資本金もしくは出資の総額が

5千万円以下または常時雇用する労働者数

50人以下の飲食店

■運営:厚生労働省

 

 

【トライアル雇用奨励金】

 

今まで飲食業界の勤務経験がなかった者を

新しく雇用するのは、雇い主にとって

勇気の要ることです。

 

「トライアル雇用奨励金」は、

そんな業界経験のない求職者を3ヵ月間雇用した

事業主を対象とする助成金制度です。

 

ちなみに、この制度は先ほどの

「特定求職者雇用開発助成金」との併用が

可能なので、

トライアル雇用終了後も継続して雇用し続ければ、

2種類の助成金を受け取れるようになっている。

 

■補助上限額:ひとりあたり月額最大5万円

■補助対象者:職業経験、技能、

知識の不足などにより就職が困難な求職者を

試行的に雇用する事業主

■運営:厚生労働省

 

さて、ここまで雇用に関係する

補助金・助成金を中心にご紹介しましたが、

忘れてはいけないのがこの

「軽減税率対策補助金」。

 

先送りになったとはいえ、

軽減税率への備えは早めにやっておきたいところ。

 

レジの買い替えなどは、

補助金制度を活用してお得に済ませたいですね。

 

【軽減税率対策補助金 】

 

平成31年10月からスタート予定の

「軽減税率制度」に対応するために、

レジの買い替えをしなければならない飲食店は

実に多い。

 

「軽減税率対策補助金」は、

そんな飲食店を中心とした軽減税率制度への

対応が必要な事業者を支援するために

設けられた制度です。

 

■補助上限額:レジ1台あたり20万円

■対象経費:複数税率対応レジの導入・改修費用

■補助対象者:消費税軽減制度(複数税率)

への対応が必要な中小企業・小規模事業者等

■運営:軽減税率対策補助金事務局

 

いかがですか?

その他にも、

あなたの事業所が対象の助成金は

いくつかあると思います。

 

今なら、

あなたの事業所がどんな助成金が

対象になっているのかを知ることが、

【無料診断】で分かります。

 

福岡での助成金申請の相談なら

どのような助成金が活用できるか分からない、というのであれば一度私達に相談してみませんか?

私達なら、無料でどのような助成金が活用できるか調べることができます。

一人でも多くの障がいのある方が、働ける社会を作るため助成金を大いに活用してください。私達もお手伝いいたします。

 

PS

皆さん、危機一髪ゲームをご存知ですか?

タルに入ったヒゲヅラの海賊が、

タルに刀を刺すとピョーンと飛び出してくる

あのゲームです。

 

先日、息子とサシで勝負しました。

 

あの、いつ飛び出すか分からない

ドキドキ感。

 

久しぶりに味わいました。

 

勝負のほうは、1勝3敗。

完敗でした。

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この記事を書いた人

福岡市にある中小企業経営支援センターでは、助成金申請代行の専門家が御社の助成金申請を代行しています。

2017年現在、1000社以上をサポートし、20億円以上を受給してきた実績のある助成金申請のエキスパートである私達におまかせください!

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