介護職員の慢性的な人手不足の悩みは尽きることがありませんよね。
厚生労働省が調べて統計によると身体的な理由で、例えば、腰痛やひどい人は椎間板ヘルニアになってしまい、身体的な負担が大きいと辞めてしまう人が、31.3%もいるようです。
そんな環境になっている、理由は様々ですが、対応に悩んでいる経営者の方は少なくないようです。そんな、悩みを解決する為の、助成金があります。
それは、「職場定着支援助成金(介護福祉機器等助成)」という助成金です。
これは、介護職員の身体的負担を減らすための機器を導入し、労働環境の改善を助成する為の助成金になります。
「職場定着支援助成金(介護福祉機器等助成)」の対象機器
対象となる機器類は、6種類あります。それを詳しく説明すると、
・移動・昇降用リフト(人の移動に使用するものに限る)
・自動車用車いすリフト
・エアーマット
・特殊浴槽(リフトと一体化しているものや取りつけ可能なものなど)
・ストレッチャ-(入浴時に使用するものを含む、それ以外は昇降機が付いているもの
に限る)
・自動排泄処理機
・車いす体重計
職場定着支援助成金を支給される為の4ステップ
この助成金の目的は、介護職員の身体的負担の軽減が目的なので、機器を購入すれば助成金が支給されるということではありません。必ずアンケ-トなどのステップを踏まなくてはいけないのです。その内容を説明すると、
・アンケ-ト調査
・導入(購入設置)時に適切な使用方法についての研修
・身体的負担を軽減するための研修
・再度アンケ-ト調査(設置、研修を経ての効果測定)
「職場定着支援助成金(介護福祉機器等助成)」で助成金を支給されるためには?
・購入費用
・保守契約費
・機器の使用を徹底させるための研修費
・介護技術に関する身体的負担軽減を図るための研修費
(医師、介護福祉士、保健師、助産師、看護師、理学療法士、作業療法士、機能訓練指導員、あん摩マッサ-ジ指圧師、准看護師、運動療法機能訓練技能講習会を修了したものが講師をした場合の謝金も対象)
の助成率が1/2 助成額の上限が300万円となっています。
福岡で職場定着支援助成金を考えているなら
いかがでしたか?平成37年度には、必要な介護職員の数が、237万人~249万人が必要といわれています。
「先んずれば人を制し、後るれば則ち人の制する所と為る」との格言があるように、環境の整備をおこなって、介護職員が安心して仕事のできることが、離職率の低下につながるのではないでしょうか?
ぜひ、検討してみてください。
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