本日は障がい者の方を正社員に登用して、助成金の受給することができた例を紹介したいと思います。
水産品加工会社のA社では、身体障害のある方を有期契約社員として雇っていました。
雇い入れて2年ほどたったある日、身体障害のある方から正社員にしてほしいとの申し入れがありました。
仕事もきちんとこなすことができ、勤務態度も真面目な方だったためA社ではその申し入れを受け入れました。
せっかくなら助成金が活用できないか?
その後A社では、せっかく正規雇用として雇入れるなら何か活用できる助成金があるのではないかと考え情報を探し始めます。
そこで見つけたのが「障害者雇用安定助成金」です。
この助成金は、障がい者の特性に合わせて様々な働き方の工夫をした事業主に支給されます。
対象となる働き方の工夫は様々な種類が設けられており、時間の管理や休暇の取得、勤務時間の延長などの対処も助成金の対象となります。
その中でも、A社にピッタリ当てはまったのが正規・無期雇用への転換という措置でした。
この措置は、有期契約労働者を正規雇用や無期雇用に転換した場合に、助成金を受給することができます。
早速A社ではこの助成金の手続きを行いました。有期契約社員から正規雇用への転換は助成金の金額が大きく、1年間で67.5万円の助成金が受給することができたのです。
助成金は2期に分かれて支給され、申請が通ってまず33.5万円。その半年後34万円が支給されます。
助成金の使い道は?
その後A社では障がいのある方の雇用を拡大するため、受給した助成金を活用して障がいのある方が働きやすくなるよう備品を購入しました。
そのおかげで新たに障害のある方を2名雇い入れることができました。
正社員に登用された方が、積極的に2名の指導を行ってくれるため普通の人が教えるよりも覚えが早いと喜んでいます。新たに雇い入れた2名についても、まじめに働いてくれているため本人の希望があれば正社員に登用する予定とのことです。
この助成金の最大の目的は、障がい者雇用の推進と職場定着です。A社の例は助成金の目的を達成できた良い例と言えるでしょう。
あなたの会社でも障害のある方の働き方の工夫ができるかもしれません。
正規雇用への転換だけでなく、通院などでの特別休暇の取得や、勤務時間を延長するだけでも「障害者雇用安定助成金」を活用できる可能性があります。また社内理解の促進のための活動でも、助成金が適用される場合もあります。
助成金を活用するために
一からご自身で調べるのは手間がかかりますので、一度私達に相談してみてください。
私達なら、無料でどのような助成金が活用できるか診断いたします。
今後、障がいのある方が働きやすい環境を作る必要があります。
そのためにどんどん助成金を活用して、より良い環境を整えていきましょう。私達でお手伝いできることならなんでも致します。ぜひ、ご相談ください。
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