「キャリアアップ助成金」人材育成コース事例
本日は契約社員に職業訓練を行い、助成金を受給した実例を紹介します。
卸売関連の会社のA社では、契約社員を数多く雇い入れています。
これまではたいした職業訓練も行うことなく、実務にあたってもらっていました。
しかしスキルがなかなか身に付かないため、ミスも多く問題となっていました。
従業員側も契約社員だからと、責任感も薄く積極的にスキルアップしようとはしません。
このような問題はA社に限ったことではありません。
人件費削減のため契約社員として雇い入れたものの、スキルが身に付かないため仕事の効率が上がらないという企業は数多く存在します。
このような状態は、契約社員としても良くはありません。
スキルが身に付かないままだと、どの企業にとっても魅力的な人材ではなくなってしまいます。
そのためいつまでたっても、安定した雇用環境で働くことができないのです。
「キャリアアップ助成金」の人材育成コースを活用するには?
このままだと会社にとっても従業員にとっても良くないと考えたA社では、対策として職業訓練を行うことにしました。
契約社員の方でもスキルが身に付けば、ミスなどは減ると考えたのです。また積極的にスキルを身に付ける人は、正規雇用として雇い入れることもできます。
このような対策を行う場合、「キャリアアップ助成金」の人材育成コースが活用できます。A社でも助成金を活用し、職業訓練にかかる負担を軽減することにしたのです。
「キャリアアップ助成金」の人材育成コースはいくらくらい受給できるの?
「キャリアアップ助成金」の人材育成コースは、有期契約労働者に職業訓練を行う事業主が助成されます。受給できる助成金は、職業訓練の種類により異なります。
A社では社内で行う実務を正しく行うために、実戦的な技能や知識を得るための職業訓練を実施しました。このような職業訓練をOJTと呼びます。
OJTを実施した場合、1人1時間あたり760円受給することができます。
A社では6カ月にわたり450時間職業訓練を実施しました。
参加した契約社員は10人です。
つまり、この職業訓練により342万円の助成金を受給することができたのです。
ちなみに、通常の生産活動と区別して業務の遂行の過程外で行われる職業訓練をOFF-JTと呼びます。
こちらの職業訓練を実施した場合は1人1時間あたり760円が受給でき、さらに訓練時間に応じて10万円~50万円が受給できます。
A社では職業訓練により、契約社員のスキルアップに成功しました。特にスキルが高い方に関しては、今後正規雇用への転換も検討しているそうです。
福岡で「キャリアアップ助成金」の人材育成コースのことなら
このように職業訓練を行うことで、企業側にも従業員側にもメリットがあります。
今後は人手不足が深刻化してきますので、今雇い入れている契約社員の方のスキルを磨き、正規雇用で雇い入れることができれば採用コストをかけず戦力を強化することができます。
今後非正規雇用の方へ職業訓練の実施を検討しているなら、「キャリアアップ助成金」の人材育成コースを活用してください。
この助成金の対象となる労働者や訓練には細かな要件がありますので、一度私達にご相談ください。私達が無料で助成金が受給できるか診断いたします。
助成金を活用することで、職業訓練にかかる負担を最小限に抑えることができます。ぜひ有効活用して、従業員さんのスキルアップを目指してください。