不妊治療を費用が掛かるからと諦めないでください
不妊治療を始めるきっかけは、流産でした。
長いこと子どもができなくて、妊娠したと分かったら流産。
それまでは夫婦二人でも幸せ、子どもなんていらないと思っていたのに、妊娠して子どもが産まれた時のことを考えた途端「これでわたし達は家族になれるんだ…」という気持ちが強くなって流産した後は、もう頭がおかしくなるほど子どもが欲しくなってしまって。。。
だけど、不妊治療は、時間もお金も奪われてしまいます。
世間では、不妊治療は贅沢だなどと心無い声も聞こえてきます。
だけど、家族を持ちたいと思うことは贅沢でしょうか?
私の場合は、時間はありましたが、お金の事で不安がありました。
旦那の給料は世間と比べれば決して言い給料とはいえず、私が独身の時に貯めていたなけなしの貯金を切り崩しての治療です。1回目で成功すればいいけど、2回目、3回目となったら諦めないと行けないのだろうか、そんなことに悩んでいました。
不妊治療に使える助成金とは?
あるとき、知り合いから福岡県では不妊治療、体外受精に助成金があると教えて貰いました。
藁をもすがる気持ちで、その助成金に付いて調べて申請を出しました。
そして、やっと子供を授かることが出来たのです。
3回目の挑戦でやっと授かった子供です。
やっと、私にも家族が出来たのでした。
いかがでしたか?ある女性の事例をご紹介しました。
ですが、同じ様に不妊治療でお悩みのご夫婦は沢山いらっしゃいます。
そんな方の為に今回は、福岡県で実施されている、助成金をご紹介したいと思います。
その助成金は、
福岡県の不妊治療助成制度と言います。
ご説明します。
不妊治療助成制度対象者は?
助成の対象となるのには、下記の要件を全て満たさないといけません。
・結婚している夫婦で、少なくとも一方が福岡県内(北九州市、福岡市、久留米市以外の市町村)に住民票があること。
・体外受精及び顕微授精での治療が認められた人
・夫婦の前年の所得の合計金額が730万円未満であるもの。
・福岡県または他の自治体で実施している不妊に悩む方への特定治療支援事業(国の制度に基づく助成)で決められている通算助成回数を超えていないもの。
・治療開始日時点での妻の年齢が43歳未満であること。
対象の治療は?
特定不妊治療・・・・・・・・・・・・・・・・・指定された医療機関での治療のみ
(保険外診療)
特定不妊治療の一環として行う男性不妊治療・・・指定医療機関以外で行われた治療でも可
(保険外診療)
特定不妊治療
・体外受精、顕微授精
特定不妊治療の一環として行う男性不妊治療
・精巣または精巣上体からの精子採取手術(以下のとおり)
・TESE(精巣内精子回収法)、MESA(精巣上体精子吸引法)、TESA(精巣内精子吸引法)、PESA(経皮的精巣上体精子吸引法)
・1回の治療につき、15万円まで助成します(ただし、4.治療ステージCの治療を除く)
治療ステ-ジと助成額
治療には、ステ-ジがあり、ステ-ジや回数によって助成額が変わります。
その内容は、
ステ-ジA・新鮮胚移植を実施:
1回目の上限額15万円(初回のみ15万円上乗せされます)計30万円
2回目の上限額15万円
ステ-ジB・凍結胚移植を実施:
1回目の上限額15万円(初回のみ15万円上乗せされます)計30万円
2回目の上限額15万円
ステ-ジC・以前に凍結した胚を解凍して胚移植を実施:
1回目の上限額 7万5千円
2回目の上限額 7万5千円
ステ-ジD・体調不良等により移植のめどが立たず治療終了:
1回目の上限額15万円(初回のみ15万円上乗せされます)計30万円
2回目の上限額 15万円
ステ-ジE・受精できず。
または、胚の分割停止、変性、多精子授精等の異常授精等により中止:
1回目の上限額15万円(初回のみ15万円上乗せされます)計30万円
2回目の上限額 15万円
ステ-ジF・採卵したが卵が得られない、又は状態のよい卵が得られないため中止:
1回目の上限額 7万5千円
2回目の上限額 7万5千円
※初めて申請される方に限り、上限15万円を上乗せします(ステージC、ステージFを除く)
【助成事例】
初回治療で、男性不妊治療も行った場合。(男性不妊治療は、1回につき15万円助成されます。)
総額59万円(うち、男性不妊治療:30万円 特定不妊治療:29万円)
男性不妊治療上限額:15万円 →比較対象額:15万円
特定不妊治療上限額:15万円 →比較対象額:15万円
初回治療助成上限額:15万円 →比較対象額:14万円
助成額:44万円を助成
助成回数は何回?
初回治療時の妻の年齢によって回数は変わります。
・妻の年齢が43歳上には助成されません
・妻の年齢が40歳未満の場合43歳までの6回までが助成されます
・妻の年齢が40歳以上43歳未満の場合、通算3回までが助成されます
・他の自治体で受けた助成金も対象回数に含まれます
以上になります。
助成金の支払方法
先にお支払い頂き、その後申請して頂き届け出の振込口座への振り込みとなります。
※振込までに1~2カ月要します。
お薦めの不妊治療専門病院のご紹介
特定不妊治療は、福岡県が指定した医療機関において受けて頂いた治療のみ助成されます。
その中でも、お薦めの医療機関をご紹介します。
1、セントマザー産婦人科医院・・・日本全国から患者さんが集まる、全国でもトップクラスの不妊治療を行う病院です。
2、医療法人アイブイエフ 詠田クリニック・・・女性の院長、詠田由美先生は、
日本生殖医学会生殖医療指導医、日本産婦人科学会認定医、日本IVF学会(常務理事)などほかにも数々の専門をお持ちです。
3、医療法人蔵本ウィメンズクリニック・・・日本屈指の不妊治療を行う病院として人気があります。初めての受診には、月2回開催される
一般不妊治療説明会を受ける必要があります。
以上の3つの医療機関が特に人気、信頼性の高い病院としてご紹介させて頂きました。
不妊治療の悩み相談専門センタ-のご紹介
不妊治療中は、精神的にも辛く悩みを聞いてほしい時期でもあります。
しかし、あなたの気持ちを友人に話すのも気を遣ったりしなくてはいけなくて、中々話しづらいこともあるのではないでしょうか。そんな時には、専門のセンタ-にご相談することをお勧めします。福岡には専門の悩み相談センタ-が3箇所あります。
以下に、専門センタ-の住所と電話番号を挙げておきますので利用してみてください。
秘密も厳守してくれるので、安心です。
宗像・遠賀保健福祉環境事務所
専用電話番号 0940-37-4070 (面接相談:第3金曜日 13時から16時まで)
嘉穂・鞍手保健福祉環境事務所
専用電話番号 0948-29-0277 (面接相談:第1水曜日 13時30分から16時30分まで)
北筑後保健福祉環境事務所
専用電話番号 0946-22-4211 (面接相談:偶数月の第3金曜日 13時30分から16時30分まで)
まとめ
長い説明になってしまいましたが、いかがでしたでしょうか?
不妊治療が始まると、ホルモンの影響などからなかなか活発になれずに、申請なども思ったようには進まないかもしれません。特に書類関係が普段から苦手な方にはさらに苦痛を要してしまいます。
そうならないように予め、申請代行などを利用して、なるべく負担のかからない工夫も必要ではないでしょうか?
お薦めの申請代行を下記にご紹介しますので、一度ご相談してみる事をお勧めいたします。
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