障害者職場復帰支援助成金について
事故や難病により、職場を長く離れてしまったため職場復帰できない方がいます。
体に障害が残ってしまった場合などは、次の職を探すにも苦労してしまっているのが現状です。
もしあなたの会社の従業員が、事故や病気で長期休業になってしまった場合どうしますか?
今まで頑張ってきた従業員を、解雇するには忍びないかと思います。
そこで助成金を使い、職場復帰のために努力してみましょう。
従業員の突然の事故や難病に使える助成金とは?
今回紹介する助成金は事故や難病の発症により、従業員が長期の休業を余儀なくされた際に活用できる助成金です。
その助成金とは「障害者職場復帰支援助成金」です。
この助成金は、長期休暇を余儀なくされた従業員に対して、職場復帰のために必要な取り組みを行い、継続的に雇用する事業主が助成されます。
障害者職場復帰支援助成金の対象
「障害者職場復帰支援助成金」は、職場復帰の日においても身体障害や難病を有する者を、職場復帰させることで助成されます。
職場復帰の要件は、中途障害により3カ月以上の療養のための休業を余儀なくされた従業員を、雇用保険一般被保険者として職場復帰させ、継続して雇用する必要があります。
さらに職場適応の措置も必要です
・職場復帰に必要な能力開発である50時間以上の訓練を、本人の負担なく受講させる。
・医師の意見書及び本人の同意の下、労働時間を調整する。
・通院のための特別な有給休暇を与える。
・本人同意の下、独居を解消させ親族と暮らすために勤務地を変更する。
・障害者就労支援機関の支援員の援助を受けた場合や、身体障害により明らかに実施できない業務がある場合職務開発を行う。
・外部専門家の援助を受けた場合や、身体障害により明らかに実施できない業務がある場合異なる職務に就かせる。
・身体障害により必要と認められる支援機器の導入や、支援設備の導入を行う。
以上のような措置を1つ以上、休業中か職場復帰より3カ月以内に行う必要があります。
受け取れる「障害者職場復帰支援助成金」の金額
「障害者職場復帰支援助成金」は助成対象期間を1年とし、6カ月ごとに助成が行われます。
受給できる金額は中小企業で合計70万円。中小企業以外の企業で合計50万円です。
ただし支給対象期に応じて、対象労働者に支払った賃金の金額が上限となります。
「障害者職場復帰支援助成金」を活用してみませんか?
事故や難病は、いつ誰に降りかかるか分かりません。
明日あなたの会社の従業員が事故にあうかもしれませんし、あなた自身が病気になるかもしれません。
そのような事態になってしまった場合、安心して職場復帰ができるよう「障害者職場復帰支援助成金」をぜひ活用してください。
受給には細かな要件があります。書類の手続きも面倒ですので、助成金申請は申請代行に丸投げしてください。
すべての書類作成を、代行である私達が引き受けます。
今は必要なくても、いつ必要になるか分かりません。少しでもこの助成金の事を覚えておき、必要な際には有効活用できるようにしてくださいね。