保育士や介護士は雇用条件が悪く、離職する人が多い職業です。
これらの職業は重労働で肉体的にきついわりに賃金が安いため、なかなか職場に労働者が定着しません。
そのため、これらの現場では常に人不足に悩まされています。
この現状を改善するには、賃金制度を見直し労働者にとって魅力ある職場にしなくてはなりません。
しかし、そう簡単に賃金を引き上げることは難しいかと思います。
そこで助成金を活用して賃金制度を見直してはいかがでしょうか?
保育士や介護士の給料アップに活用できる助成金とは?
今回紹介する助成金は、保育士や介護士の賃金制度を整備する場合に活用できる助成金です。
その助成金とは、「職場定着支援助成金」の保育労働者雇用管理制度助成コースおよび、介護労働者雇用管理制度助成コースです。
保育事業主が賃金制度を整備する場合は保育労働者雇用管理制度助成コース、介護事業主が賃金制度を見直す場合は介護労働者雇用管理制度助成コースが利用できます。
どのような整備をする必要があるのか?
「職場定着支援助成金」の保育労働者雇用管理制度助成コースおよび、介護労働者雇用管理制度助成コースは、それぞれの事業主が賃金制度を整備することで受給できます。
賃金制度を整備するとは、労働協約や就業規則を変更し賃金制度を新たに定めるか改善することを指します。
・賃金制度を新たに定める
現在賃金制度を定めていない事業所において、新たに職務、職責、職能、資格、勤続年数等に応じた階層的な賃金制度を労働協約や就業規則に定めると助成されます。
・賃金制度を改善する
現行の賃金制度を変更し、保育労働者や介護労働者の職場へ定着を促すものに改善した場合助成されます。
当然ですが、制度を整備するだけでは助成金は受給できません。整備した制度を実施する必要があります。
また、「職場定着支援助成金」の保育労働者雇用管理制度助成コースおよび、介護労働者雇用管理制度助成コースでは、離職率の低下目標を達成した場合にも助成金を受給することができます。
実施から1年経過した時の、離職率の低下目標達成で1度受給できます。
さらに、その後2年経過するまでの期間の低下目標値を維持すればもう1度受給することができます。
受け取れる助成金の受給額
「職場定着支援助成金」の保育労働者雇用管理制度助成コースおよび、介護労働者雇用管理制度助成コースでは、賃金制度を整備し実施するだけで50万円の助成金が受給できます。
さらに1度目の離職率低下目標の達成で57万円、2度目の離職率低下目標の達成で85万5千円が受給できます。
つまり3年間離職率低下目標を達成することで、合計192万5千円もの助成金が受給できるのです。
保育の現場や介護の現場で働く方は、今後ますます必要になってきます。
しかしこのままでは、働き手が確保できず需要に対応できなくなることでしょう。
そのような状況を防ぐために、「職場定着支援助成金」の保育労働者雇用管理制度助成コースおよび、介護労働者雇用管理制度助成コースを活用し、保育士や介護士の方が働くことにやりがいを持てる職場を作っていく必要があります。
福岡で職場定着助成金のことなら
離職問題を解決するために活用できる助成金は、他にもたくさんあります。
もし従業員の離職でお困りでしたら、一度私達に相談してみてください。私達なら、あなたの悩みを解決できる助成金を無料で診断します。
賃金制度が整備されれば、現場で働く方の満足度は向上することでしょう。
職場に満足できれば離職を防ぐことに繋がります。ぜひ助成金を上手に活用して、従業員の満足度を向上させてください。
そうすることで、人材確保の問題から解放されることでしょう。
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