人事評価改善等助成金活用事例
本日は人事評価制度を整備することで、生産性向上や離職率の低下に成功し助成金を受給した実例を紹介します。
機械部品製造会社のA社では、労働者の確保に悩んでいました。
従業員は定期的に入社するのですが、数年たつと辞めてしまう人がほとんどです。
このままでは技術が定着することもなく、レベルの高い仕事ができなくなります。
そうなってしまえば、仕事が減ることは目に見えていました。
実はA社では人事評価制度が整備されておらず、頑張りが評価されているか曖昧な状態になっていました。
そのため、従業員のやる気はなく生産性も落ちている状態です。
生産性が上がらないから賃金を上げることができず、それが不満となり辞める人が後を絶たない状態だったのです。
従業員のやる気も出る人事評価改善等助成金
この状況を打破するために、A社では人事評価制度を整備することとしました。
人事評価制度を整備し公表することで、どう頑張れば評価されるか明確になります。
従業員は評価の基準が分かるため、仕事に対するモチベーションが生まれます。
その結果、生産性が増し賃金もアップできるという訳です。
賃金がアップすれば、従業員の満足度も向上し離職率は低下するでしょう。
このような取り組みを行う場合「人事評価改善等助成金」が活用できます。
この助成金は、生産性向上につながる人事制度や賃金制度を整備することで、人材不足を解消することを目的としています。
早速A社ではこの助成金を活用し、人事評価制度を整備することにしました。
人事評価改善等助成金はいくらくらい受給できるの?
「人事評価改善等助成金」は、人事評価制度などを整備した時に「制度整備助成金」が受給できます。
また、生産性向上などの目標を達成した場合に「目標達成助成金」を受給できます。
まずA社では、人事評価制度を整備する計画を立てました。
この計画を労働局に提出し、認可を受けることで助成金を受給できるようになります。
ただし、計画が認可されるだけではいけません。
立てた計画を実施することで、助成金は受給できます。
A社では要件を満たす人事評価制度を整備し、無事「制度整備助成金」を受給できることとなりました。
「制度整備助成金」は一律50万円が受給できます。
また制度の実施1年後に、賃金の増加目標と離職率の低下目標を達成し、3年後に生産性向上の目標を達成することで、「目標達成助成金」80万円が受給できます。
つまり、「人事評価改善等助成金」は合計で130万円の助成金を受給できる可能性があるのです。
A社では目標を達成すべく、今後も離職率低下と生産性向上に努めるそうです。
今後のために人事評価改善等助成金を導入するなら
今後ますます人材不足は加速することが予想されます。
今のうちに人事評価制度を整備し、従業員の満足度が高い職場を作ることで、人材確保に先手を打つことができます。近い将来、人材不足で困らないためにも、今のうちに対策することをお勧めします。
さらに、今なら助成金を活用することもできます。
助成金を活用することで、金銭的に無理なく人事評価制度を整備することができるのです。
もし助成金について不明な点があるなら、私達に相談してみてください。
私達なら、無料で活用できる助成金を診断することができます。
人は評価されないと不満を抱いてしまいます。
ぜひ人事評価制度を整備して、満足度の高い職場を作ってください。
従業員の満足度さえ上がれば、きっと離職や人材不足で悩むことは無くなるでしょう。