昨今従業員の離職が、多くの会社で課題となっています。
お金をかけて雇い入れても、すぐに辞められてしまうと求人広告費が無駄になってしまいます。
また仕事に慣れてきた人に辞められると仕事が滞る可能性もあり、会社にとっては大きな痛手となります。
従業員が辞めてしまうのは、会社に不満があることが最大の原因です。
そのためこの問題を解決するには、魅力ある職場づくりが必要です。魅力的な会社作りの第一歩として、雇用管理制度を充実させることは効果的と考えられます。
実は雇用管理制度を導入することで活用できる助成金が存在します。
その助成金とは「職場定着支援助成金」の雇用管理制度助成コースです。
この助成金は雇用管理制度を充実させる事で、従業員の離職率の低下に取り組む事業主が受給できます
。この助成金の目的は魅力ある雇用を創出する事で、人材の確保・定着を目的としています。
「職場定着支援助成金」の雇用管理制度助成コースとは?
「職場定着支援助成金」の雇用管理制度助成コースは、魅力ある職場づくりを行うために雇用管理制度を導入する事により助成金を受給できます。
認定される雇用管理制度は以下の通りです。
・評価・処遇制度
この制度は評価・処遇制度、昇進・昇格基準、賃金制度、諸手当制度のいずれかの制度を導入する事で助成されます。
ただし評価・処遇制度の導入後、従業員の賃金の合計が低下していないことが条件となります。
また諸手当制度については、基本給の減額や制度変更に伴う手当減額は出来ません。
・研修制度
職務遂行に必要な能力の習得のため、カリキュラム、時間等を定めた職業訓練・研修制度を導入した場合に助成されます。
受講料や交通費など諸経費が発生する研修の場合は、全額事業主が負担する必要があります。
・健康作り制度
人間ドック、生活習慣病予防検診、腰痛健康診断のいずれかの制度を導入する事で助成されます。
健康診断等により費用が発生数場合は、半額以上事業主が負担する制度にする必要があります。
・メンター制度
キャリア形成上の課題、職場における問題の解決を支援するためにメンター制度を導入した場合に助成されます。
メンター制度とは、直属上司とは別に、指導・相談役となる先輩(メンター)が後輩(メンティ)をサポートする制度です。
・短時間正社員制度
従業員の多様な働き方を推進するため、短時間正社員制度を導入する事で助成されます。
ただしこの制度は、保育事業主のみが利用する事が出来ます。
この5つのうちいずれかの制度を導入する事で「職場定着支援助成金」の雇用管理制度助成コースを活用する事が出来ます。
また「職場定着支援助成金」の雇用管理制度助成コースは、離職率の低下目標を達成した場合にも受給する事ができます。
対象事業所の人数規模に応じて離職率の低下目標は異なります。
受け取れる「職場定着支援助成金」の雇用管理制度助成コース
「職場定着支援助成金」の雇用管理制度助成コースは、一つの制度を導入するごとに10万円が受給できます。
例えば、評価・処遇制度と研修制度を導入した場合は20万円を受給する事が出来ます。
また、離職率低下の目標を達成した場合は一律57万円が受給できます。
雇用管理制度が分かりにくいと、従業員の不満に繋がり離職されるリスクが高まります。
そのため従業員に定着してもらうためにも、クリアな雇用管理制度を導入することは不可欠です。
福岡での助成金申請なら
従業員の利殖問題の解決のため雇用管理制度の導入をお考えでしたら、まずは私たちに相談してみませんか?制度を導入する前に助成金の受給申請をしておかないと、助成金が活用できないかもしれません。助成金をフルに活用して、雇用管理制度を導入するため私たちがお手伝い致します。
今後ますます労働人口は減少し、離職のリスクは高まる一方です。今のうちに雇用管理制度を整備し、従業員にとって魅力のある職場にしていきましょう。
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