従業員のスキルアップのために、技能試験は欠かせません。
仕事をする上で必須となる資格もあるため、従業員が合格するよう力を入れている企業もたくさんあるでしょう。
「人材開発助成金」の職業能力検定制度導入コースとは?
しかし、なかなか従業員本人のモチベーションが上がらず、合格者を出すことができない企業も多いかも知れません。
そこで、技能試験合格者に報奨金を出す制度を導入してみてはいかがでしょうか?
今なら、従業員の技能試験合格を支援する事業主が活用で切る助成金もあります。
その助成金の名前は「人材開発助成金」の職業能力検定制度導入コースです。
この助成金は、技能試験合格報奨金制度や社内検定制度を導入する事業主が受給することができます。
どのような措置が対象となるか?
「人材開発助成金」の職業能力検定制度導入コースを受給するには、まず技能試験合格報奨金制度および社内検定制度を就業規則に定めて導入する必要があります。
技能試験合格報奨金制度は、、、
・技能検定の実施計画を実施計画書に定めるもの
・技能試験の合格者に報奨金を支給するもの
社内検定制度は、、、
・社内検定の実施計画を実施計画書に定めるもの
・社内検定制度を導入し労働者に計画的に受験させる
・社内検定を検討する際、委員会を設置する
・社内検定に関する全ての業務を委託してはいけない
・試行試験を2回以上実施する
・業務命令または自発的に受検させる
・受験手数料は無料とする
・2等級以上の複数等級とする
・等級に受験資格、免除規定を設ける
・学科試験、実技試験の両方を実施する
・職業能力開発促進法に規定される技能検定を補完するものである
・適用計画期間内に受験候補者が見込まれる
以上を満たす制度を導入する必要があります。
制度を導入した上で、雇用する従業員に適用することで助成金を受給することが可能となります。
また、事業主団体においては業界検定制度を導入することにより、この助成金を活用することができます。
受け取れる助成金
「人材開発助成金」の職業能力検定制度導入コースは、1つの制度を導入するごとに47.5万円が支給されます。
つまり、両方の制度を導入した場合は95万円が受給できます。
「人材開発助成金」の職業能力検定制度導入コースを活用すれば、技能試験に挑戦するやる気のある従業員を支援する制度を整えることができます。
このような制度が整えば、従業員も技能試験へのモチベーションを高めることができ、合格する可能性も高まるでしょう。
もちろん従業員が技能試験に合格することで、あなたの会社にとっても大きな戦力となってくれます。
ぜひ、助成金を積極的に活用して、従業員が意欲的にスキルアップできる職場環境を整えてください。