現在、海外進出を考えている中小企業は少なくありません。
しかし、海外市場に活路を見出そうとしても、その準備には多額の資金が必要となります。
まず海外進出をするには、海外展開事業計画を策定する必要があります。
さらに、現地調査やマーケティング調査など、海外に何度も出向く必要があるでしょう。
さらに、現地で認知度を広めるために、ホームページも外国語で作る必要があります。
これらの海外進出には必須と言える費用を補助してくれる助成金が存在します。それが「海外ビジネス戦略推進支援事業」です。
「海外ビジネス戦略推進支援事業」の対象者
海外ビジネス戦略推進支援事業では、特に海外未展開の企業を主な支援対象としています。
さらに、支援対象企業には5つ条件があります。その条件は以下の通りです。
1.海外で通用する技術力や商品力があり、それを活かした海外展開事
業計画を持つ企業
2.海外展開事業計画のブラッシュアップ・問題解決のための支援を必要としている企業
3.海外展開事業計画を実行する上で必要となる人員体制を持ち、必要な資金を調達できる企業
4.海外展開事業計画を実行する上で、現地調査、マーケティング調査などを実施する意欲を持つ企業
または、新たに外国語Webサイトを作成する意欲を持つ企業、既に外国語Webサイトを持つ場合はそれを有効に活用できていないと考えている企業
5.海外展開事業計画に申請し実行することにより、国内雇用の増加等の波及効果や他企業のモデルとなりうる企業
この5つを満たしている企業は、「海外展開事業計画」を利用できます
どのような助成金支援を受けることができるのか?
「海外展開事業計画」には大きく分けて4つの支援が用意されています。それぞれ説明すると、、、
①海外展開事業計画策定の支援
専門家が、現地調査やマーケティング調査、外国語 Web サイトの作成等を踏まえた海外展開事業計画の策定を支援します。アドバイスを行う専門家への謝金、旅費は全額補助してもらえます。
②現地同行調査の支援
専門家が、現地調査の訪問先をリストアップしてくれます。さらに、現地調査に同行し、その場でアドバイスがもらえます。
③マーケティング調査の支援
外部専門機関による市場動向調査、価格調査、グループインタビューなどマーケティングにかかわる調査を支援してもらえます。
④外国語Webサイト作成支援
海外販路開拓を目的とした、外国語Webサイトの作成を支援します。
この支援は「投資型」と「輸出型」に分かれています。
「投資型」では、①の支援に加え経営課題に応じて②の支援を選択できます。
補助対象経費の上限を280万円とし、使った経費の半分を助成金で補助してもらえます。
「輸出型」では、①の支援に加え②~④のメニューから一つ選択することができます。
補助対象経費の上限は100万円で、使った経費の半分を助成金で補助してもらえます。
この「海外展開事業計画」活用した、70%以上の企業が、海外進出をするか否かの意思決定を完了しています。あなたが、今後海外進出を検討しているならぜひ活用してみてください。
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