生涯現役起業支援助成金について
現在シニア起業という言葉があるように、中高年の方の起業が盛り上がりを見せています。
起業するなら若い方がいいとは言いますが、中高年の方にはそれまで培った経験や人脈があります。
それらをフルに活用すれば、若者よりも企業の成功率が高い場合もあるのです。
起業すれば、事業の運営のため従業員を雇入れる必要も出てきます。
つまり起業する中高年の方を支援し事業を成功に導くことで、雇用がどんどん創出されるということなのです。
雇用が創出されれば、求職者にとって雇用機会が増え失業率を低下することができるでしょう。
このような目的を持ち、起業する中高年を支援する助成金が「生涯現役起業支援助成金」です。
この助成金は、中高年者が起業し従業員を雇い入れることで、中高年者等の雇用期間を創出する事業主が助成されます。
「生涯現役起業支援助成金」の対象
「生涯現役起業支援助成金」は、40歳以上の起業する方が雇用創出の措置を行い、対象労働者を雇用することで助成されます。
対象となる雇用創出の措置は、、、
・民間有料職業紹介事業の利用
・求人情報誌、求人サイトへの掲載
・募集・採用パンフレットの作成
・就職説明会の実施
・就業規則の策定
・適性検査の実施
・雇用管理制度の導入
・対象労働者の移転にかかる費用の支給
・対象労働者が求職活動を行うにあたり必要な交通費等の負担
・資格取得に必要な費用の支給
・研修や講習へ参加するために必要な費用の支給
・インターンシップの募集、実施
・インターンシップ参加者の交通費、宿泊費の支給
これらに該当する募集、採用、教育訓練を行う必要があります。
これらの措置を行い、一般被保険者または高齢被保険者として新たに人を雇い入れることで助成されます。
ただし、雇い入れ後も継続して雇用することが条件となります。
「生涯現役起業支援助成金」の受給金額
「生涯現役起業支援助成金」は起業した方の区分に応じて、受給できる金額が異なります。
起業する方が60歳以上の場合は、助成対象費用に3分の2をかけた金額が支給されます。
ただし上限は200万円です。
起業する方が40歳以上60歳未満の場合、助成対象費用に2分の1掛けた金額が支給されます。
ただし上限は150万円です。
助成対象費用は、募集、採用、教育訓練に要した金額となります。項目ごとに上限がありますので注意が必要です。
福岡で起業し、生涯現役起業支援助成金を活用するなら
40歳以上で今後起業を考えている方は「生涯現役起業支援助成金」を活用し、従業員の確保にかかる費用を最小限に抑えてください。
起業当初は色々なことにお金がかかるので、活用できる制度はすべて活用するに越したことはありません。
対象となる事業主や費用には細かな用件があります。
助成金を使いたいけど分からないことがあるようでしたら、私達が相談に乗ります。
私達なら無料で活用できそうな助成金を診断することができます。
起業するのに遅すぎるということはありません。中高年の皆様の経験や知識をフルに活用し、日本の経済を盛り上げていって下さい。