今回は、助成金の特定求職者雇用開発助成金「被災者雇用開発コ-ス」を使って人材を獲得し、助成金を獲得で来た事業主の方の事例です。
A社は、中途採用を始めて1年経った企業です。
中途採用を始めたきっかけは、事業が成長軌道に乗ったのはよかったが、需要に供給が間に合わなくなって来ていました。生産もそうですが、カスタマ-サポ-トの面でもクレ-ムが増え始めていたのです。即戦力の人材が欲しいというのはそういう理由からでした。
その為、新卒だけでは対応が間に合わなくなってきたのでした。
というのも、新卒の教育に時間が掛かりすぎているというのがネックになっていました。
そこで、昨年から中途採用を始めたのでした。
今のA社の悩み
・社員の数が足りない。
・生産が追いつかない状況になっているため売上が思うようにあがらない
・カスタマーサービスを充実を図りたいが専門のスキルを持った人材を育てるのに時間が掛かる
・求人広告費の増大
などの悩みがありました。
そういった悩みや希望を持っているA社は、増え続ける求人広告費に終止符を打つ、そして、教育に掛ける時間が短くて済む、中途採用の成功を確実にしたい思いから、今回の助成金、特定求職者雇用開発助成金「被災者雇用開発コ-ス」を使って被災地で就業していたが今現在無職の人をハロ-ワ-クまたは民間の職業紹介から紹介をもらって採用していく事を試していくことにしました。
この助成金の条件は、
・東日本大震災があった時に就業していた方
・震災後離職することを余儀なくされた方
・震災後安定した職業に就いたことがない方
を、雇用保険の一般被保険者で、1年間以上期間の定めの無い状況で採用するということでした。
その為、A社は、今回は、民間の職業紹介事業所からの紹介に絞り、担当者から十分な情報を得ながら、採用者を決定していきました。
今回は、職業紹介事業所の担当者とも相談し、10名の人材を採用しました。
その後、半年ごとに助成金の申請を出し、1年で、10名分の600万円を支給して貰うことが出来ました。
A社は、その600万を有意義に使う為に、教育に充てました。
その結果、順調に10名の方には、途中で辞めることなく、今も元気に働いていただいてるということです。
A社はこの助成金を利用することで、求人広告費を0円にすることができ、さらに、教育の費用も捻出することもなく10名の優秀な人材を採用することが出来ました。
A社が今回このような採用の成功を収めた決定的な理由は、助成金を利用したということでしょう。
もし、A社がこの助成金の存在を知らなかったとしたらどうなっていたでしょうか?
今もきっと求人広告を使い、中途採用を続けていたでしょう。
そして、人材を見極める相談や教育などにも無駄にお金を使っていたかもしれません。
人材は、民間の職業紹介事業所を使いある程度は見極めてくれた人を紹介して貰いました。
教育には助成金で支給された600万を使い外部に任せることが出来ました。
その結果、A社は社内の人間を使うことなくスム-ズに人材を得、教育にもしっかり時間を取ってあげる事が出来た。そのことがA社に取って最大の利益だったのではないでしょうか?そして、A社は、助成金を今回利用することで、そういった面倒なところから抜け出せたのです。
事実、助成金を知っている事業主は、必ず3回以上は使うが、知らない事業主は0回だという統計があります。
今回の事例を通してあなたの事業でも助成金を使ってみるのもいいのではと感じて頂けたのではないでしょうか。
もしあなたが、まったく助成金のことがわからない状況でしたら、まずはあなたの事業にどのような助成金がマッチしているのかを、無料で診断してもらうことが出来ます。
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