特定求職者雇用開発助成金 長期不安定雇用者雇用開発コース
本日は長期不安定雇用者の方を、正規雇用で雇入れて助成金を受給した実例を紹介します。
就職氷河期に就職の機会を逃してしまい、その後長期にわたり不安定な雇用環境で働くことを余儀なくされている方が存在します。
このような方を長期不安定雇用者と呼び、不安定な生活から抜け出すことができなくなっているため問題となっています。
この問題を解決するための対策の一つに助成金が挙げられます。
その助成金とは「特定求職者雇用開発助成金」の長期不安定雇用者雇用開発コースです。
この助成金は、長期不安定雇用者を正規雇用することで受給することができます。
特定求職者雇用開発助成金 長期不安定雇用者雇用開発コースの事例
広告代理店のA社では、人手不足に対応するため中途で社員を雇い入れる計画を進めていました。
そんなある日、「特定求職者雇用開発助成金」の長期不安定雇用者雇用開発コースの存在を知ります。
長期不安定雇用者は就職するチャンスが無かっただけで、能力は高い人もたくさん存在します。
せっかくなのでA社ではこの制度を使い、正規社員の募集をすることとしたのです。
受給できた金額
「特定求職者雇用開発助成金」の長期不安定雇用者雇用開発コースは、条件を満たす対象者を正規雇用で雇入れることで受給できます。
この助成金の対象となる方は
・雇い入れ日の年齢が35歳以上60歳未満である
・過去10年間で5回以上離職や転職を繰り返している
・失業状態にある
・正規雇用を希望している
以上4つの条件をすべて満たす必要があります。
A社では条件を満たす方を2名、正規雇用として雇うことにしました。
「特定求職者雇用開発助成金」の長期不安定雇用者雇用開発コースは、雇い入れる対象労働者1名に付き60万円が支給されます。
そのためA社では2名分の120万円を受給することができたのです。
ただし一度の全額受給できる訳では無く、6カ月ごとに2回に分けて支給されます。
また、対象労働者が支給期間の途中で離職した場合や、実労働時間が短い場合は減額されるので注意が必要です。
A社で雇われた2名は、正規雇用で安定して働きたいと願っていましたがなかなか実現に至りませんでした。
今回やっと正規雇用で雇ってもらえたので、今後は転職などせず頑張りたいと話しています。
今回の例のように、正規雇用で働くことを希望しても雇い入れてもらえない人は大勢います。
就職氷河期に正社員として就職できなかったため、転職活動が不利になっているのです。
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もし今後、正社員の中途採用をお考えなら「特定求職者雇用開発助成金」の長期不安定雇用者雇用開発コースを活用してみませんか?
助成金を受給し採用活動が行えるので、金銭的な負担を抑えることができます。
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今後働き手が減ってくるため、採用活動はどんどん困難になってきます。今のうちに助成金を活用して、負担を減らしつつ採用活動を有利に進めていきましょう。